くわばらさん
Denolian
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くわばらさん

2018年入社 工学部工学研究科情報系専攻修了
技術開発本部 課長

大阪市立大学工学研究科電子情報系専攻(修士課程)を卒業。大学院では半導体ナノ粒子の光物性に関する研究を行う。大学院卒業後、大手電機メーカーに就職し11年間遺伝子解析装置の開発に従事したのちにフジデノロへ。フジデノロに就職後は酵素センサーのComilu for histamineの開発を行い、現在も酵素センサーにかかわる開発を担当している。

くわばらさん

1. 所属部署のミッションと、ご自身が行っている仕事内容を教えてください

自社製品開発の基礎となる技術の開発と製品化を行っています。具体的にはComilu for histamineという魚肉などの食品サンプル中のヒスタミン濃度を定量する酵素センサーの技術開発を行い、製品として販売しました。フジデノロブランドでの製品を提供することで”食の安全"に関する企業価値を高めることができるほか、現在はこの酵素センサーの技術をベースに新たなバイオセンサーの技術開発を行っています。

2. これまでの仕事で最も印象に残っている「挑戦」は何ですか?内容や結果も含めて教えてください

入社1年目で、Comiluでこれまで培ってきたヒスタミン測定法の変更を行いました。従来のやり方では限界が見えていたので、より良い方法を模索したいと考えていたからです。結果、ヒスタミン濃度に対する電流値の相関が高く、精度が向上。その年の名古屋市工業技術グランプリの市長賞を受賞することができました。入社以前からヒスタミン測定の開発に取り組んでいて、特に水産加工業者からComilu製品化に対する要望が大きく、何としても製品化したいという強い思いがブレークスルーにつながったと感じています。

3. これから仕事で新たに挑戦したいことについて教えてください

自社で持っているバイオセンサーの技術と、他社や大学などが所有している技術を融合させて、より高精度、高性能な測定技術の開発を行いたいです。顧客ニーズも捉えながら、どのような製品を提供すれば価値があるのか、そのためにはどのような技術が必要なのか、その技術は自社で開発できるのか、他者が所有する技術が使用できるのか商品企画をしたいと考えています。

4. 働く環境として、フジデノロのどこに魅力を感じているのか教えてください

技術開発は会社にとって投資の面もあると思うが、他の事業で安定した売り上げがあるからこそ、技術開発が行えると感じています。技術開発部は少数で開発を行っているがゆえに、個人個人で幅広い業務をこなす必要がありますが、それによって知識も経験も豊富に積めると考えています。また、フジデノロは親身な方が多く、部門をまたいでも協力的に対応いただけるので、気持ちよく仕事を行うことができています。

5. 今後フジデノロでどのように成長していきたいですか?目標や夢があれば教えてください

技術屋としては、単一の技術に特化するのではなく、幅広く知識、経験を得て深みを増していきたい。当社が目標としている”新しい価値を創造する”ことにつながりますし、技術の先の価値を生み出せる人材になっていきたいです。そのためにはもっと社内外のいろいろな価値観を持つ人と接し、共同開発を進める体験を積む必要があると考えています。

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