あっちゃん
技術開発部 主任
奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科を卒業後に、自動車関連の会社に勤務後、フジデノロ(当時富士プラスチック)に入社。
1. 所属部署のミッションと、ご自身が行っている仕事内容を教えてください
私が所属する技術開発部は、新しい製品を開発する部門です。その中で、磁気センサを使った応用製品の開発を担当しています。現在のところ、MRI検査室の入室検査に用いる磁性体検知装置を、センサを応用して製造販売しておりますが、近年においてはセンサに用いる感磁部材を社内内製化。より高品質なセンサの開発を目指し、医療や工業などにさらに広い分野へ応用を考えています。
2. 「この仕事をやっていてよかった」と思う瞬間はどんなときですか。その理由もお答えください
開発時における試験・実験の結果により、製品の性能を上げる方策が見つかった時です。自分の検討結果により会社事業に貢献できたということを感じた時には、大変やりがいを感じます。また、社内では特許申請や大学と連携しての助成金申請、自社製品の展示会出展など、様々な業務を経験をすることができるため、この仕事に携わって良かったと感じます。
3. 仕事の中で、一番やりがいを感じることを教えてください
製品開発に際して行う実験や試験には、今まで経験したことのあるものもありますが、まだ誰もやったことのないものを進めていかなければならないこともよくあります。方法が決まっていないことが多く、どのようにすれば、また何を示せば目的を達成できるのかを考える必要があるため、良いアイデアを検討するところで、非常にやりがいを感じることがあります。
4. これから仕事で新たに挑戦したいことについて教えてください
センサ開発は常にノイズとの戦いですが、そのようなノイズの原因となる現象もかなり明らかになってきているので、それらを解決して世の中にないものを作りたいと思っています。また、センサの重要パーツの内製化なども進めておりますが、それらは素材の組成や構造と性能との関係性を深く追求し、市場にない全く新しいものを作る段階に入ったと思いますので、さらに推し進めていきます。
5. 入社してから最も大きな「壁」はなんでしたか?また、それをどのように乗り越えましたか?
はじめて製品化をする際に、製造法の問題で何度やっても成功しないことがありました。いろいろな条件を振ってみても上手くいきませんでしたが、考え方を一転し今までと異なる方法をとったことにより解決することができました。いくらやってもダメなときは、思い切って方法を変えてみることも必要であると思いました。