BDスコア(PixSpace)
- 分野
- 放射線治療科、画像診断、頭頸部領域、肝胆膵領域、腎・泌尿器領域、婦人科 領域、胸部領域
- 技術
- 医用画像解析プログラム、DWIBS定量化ソフトウェア
こんな課題を解決します
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読影や治療効果の判定の補助ツールとして
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治療経過や治療結果を説明する際のツールとして
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PET検査の代わりとなり患者の負担を軽減
特長
がん診療において診断・治療効果判定・経過観察等の際に
BD Scoreは照射後の拡散強調画像(DWI)における高信号領域の体積の減少及びADCの増加を測定することができます。また、ADCマッピングがカラー表示されることで明確になり、がん診療において診断・治療効果判定・経過観察等の際に役立ちます。ADCの統計解析では平均値や中央値に加え、ピーク値(最頻度値)、尖度、歪度、情報量(エントロピー)を提示します。全ピクセルのADC値をヒストグラムで表示します。CSVファイルを保存することで、過去データと比較することが可能です。
ADC値が色付けされている為、患者に説明しやすい
BDスコアによる画像はADC値が色付けされている為、患者に経過を説明する時に患者にがん細胞の活動状況や転移を視覚的に説明ができ、理解を得やすい。
PET検査の代わりに、患者の負担を軽減
薬剤を使わなくて済み、放射線による被ばくがないMRI検査により患者の負担は大幅に軽減できます。通常PET検査では、検査前に5~6時間ほどの絶食が必要です。検査時間は長く、検査後も薬剤の放射能が半減するまで30分~1時間ほど、施設内で待機する必要があります。点滴により薬剤を注入しますが、体内が熱くなったように感じたり、吐き気、頭痛、かゆみ、発疹などの副作用を感じる可能性もあります。PETは患者にとって費用面での負担も生じます。BDスコアはMRIのDWI画像を使うことで上記にような患者の負担も軽減します。
製品仕様
記憶媒体で流通、汎用 IT 機器にインストールして使用する。
主な機能
1.DWI画像から全自動で高信号領域を特定し、tDV(total Diffusion Volume)とADC値を計測します。解析は数秒で完了します。
2.各ステーションを自動で繋ぎ、自動でウインドウ調整を行います。アキシャル撮影に加え、コロナル撮影にも対応しています。
3.ADCの統計解析が可能。ヒストグラム表示も可能でCSVファイル保存することで過去データとの比較も可能。