原材料(仕入れ)の現場では・・・
見た目では解らないヒスタミン。
簡単には計測出来ないし、
ヒスタミンが含まれていない原材料を入荷したい。
見た目では解らないヒスタミン。
簡単には計測出来ないし、
ヒスタミンが含まれていない原材料を入荷したい。
衛生管理だけでは、ヒスタミン対策は
不十分です。重要なのは温度管理です。
加熱などの加工では壊れることはない
ヒスタミン。工程内でも数値で
管理出来れば・・・
お客様には安心安全な食品を出荷したい。
加工現場ではしっかり温度管理をしているけれど、最後はやっぱり数値で確認したい。
食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危険要因(ハザード)を把握した上で、
原材料の入荷から製品の出荷に至る全行程の中で、それらの危害要因を除去または低減させるために
特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。
出典:厚生労働省HACCP(ハサップ)より
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html
魚が多く持つ遊離ヒスチジンが細菌によって変化した化学物質。加熱しても分解されない性質を持ち、
大量に摂取するとアレルギー様食中毒を引き起こします。
ヒスタミンは、食品中に含まれるヒスチジン(タンパク質を構成する20種類のアミノ酸の一種)に
ヒスタミン産生菌(例、Morganella morganii)の酵素が作用し、ヒスタミンに変換されることにより生成します。
ヒスタミンが高濃度に蓄積された食品、特に魚類及びその加工品を食べることにより中毒を発生します。
ヒスタミンはヒスチジンが多く含まれる食品を常温に放置する等の不適切な管理をすることで、
食品中のヒスタミン産生菌が増殖し、生成されます。
ヒスタミンは熱に安定であり、また調理加工工程で除去できないため、一度生成されると食中毒を防ぐことはできません。
既に欧米では HACCP による衛生管理の導入が義務付けられており、輸出時にHACCP による衛生管理を求められる国が増えています。
ヒスタミン食中毒事故件数が減少しない要因は以下の様に考えられています。
誰でもどこでも迅速に
ヒスタミン測定が出来ることを目指し
開発されたComilu。
簡便な操作性と使用場所を制限しないサイズを
実現しました。
ヒスタミン測定器として6つのメリットを実現
抽出液を酵素センサーチップに垂らすだけで簡単に測定が可能です。
専門職以外の方でも検査可能です。
検査室/光学分析機器などの専用設備は必要ありません。
新たな設備投資なく始められます。
買い付け/受け入れ/生産現場などで使用可能なサイズを実現しました。
携帯性にも、とても優れています。
1検体当たり3分※で測定が可能です。再検査時の時短性も特筆です。
※検体の準備時間を除く。
外部検査機関の測定コスト10,000~15,000円/回に対し、1,000円/回以下。
検査頻度が少ない方も効果的です。
専門の分析機関で採用されている精度・感度の高いHPLC法との相関が確認されています。
※高効率液体クロマトグラフィー
測定時間やコストの違い
●測定方法:HPLC測定方式 | 測定結果:7日 | 測定コスト:10,000~15,000円/回
●測定方法:発色検査測定/吸光度計要/濃度算出計算要 | 測定結果:60分 | 測定コスト:500円以下/回
●測定方法:電気化学測定 | 測定結果:5分※ | 測定コスト:1,000円以下/回
※検体抽出準備/滴下(2分)+測定(3分)
共同研究から生まれたComilu
当社は水産総合研究センター(現 水産研究・教育機構 水産技術研究所)で鮮度センサー(ATP濃度センサー)を 共同開発を行い、酵素センシングシステムの基礎を確立しました。このシステムを応用したヒスタミン測定装置がComiluです。
当社と水産技術研究所ではマグロの切り身を用いて、HPLC法でのヒスタミン濃度測定結果とComiluによる ヒスタミン濃度測定結果の比較を行いました。両者には高い相関関係が確認できました。
Comiluは高活性成分酵素と電気化学を応用したヒスタミン濃度測定装置です。測定に使用する 酵素センサーチップにはヒスタミンを分解する酵素が膜状に固定化されています。 サンプルと酵素の反応によって消費する溶存酵素濃度をComiluが電気化学的に測定します。 測定結果をもとにヒスタミンの濃度を算出します。
Comiluでは、適切な前処理(最大でも1分程度)により、さまざまな加工食品中のヒスタミン濃度が測定できます。
※社内評価では市販の加工品に意図的にヒスタミンを添加して検出しています。
油分をオイルシートで拭いて検体抽出器で抽出
電子レンジ(500W)で10秒加熱後、検体抽出器で抽出
リン酸緩衝液で2倍希釈したのち検体抽出器で抽出(計測時間10分)
大豆醤油、かつお節などはリン酸バッファによる希釈をすることで測定が可能になります。
下記の記入欄にご記入の上、
送信ボタンを押してください。
後日、担当からご連絡をさせていただきます。
計測時間(標準):約3分 [計測モードにより可変]
コーミルなら、抽出の前処理などを含めても1検体あたり5分程度でヒスタミン濃度が計測できます。
※1 測定値は一桁まで出力されますが、有効値は10ppmの単位となります。