ヒスタミン測定実施していますか?

いよいよHACCPの制度化が
始まります。
ヒスタミンもCCPとして
管理していますか?

原材料(仕入れ)の現場では・・・

見た目では解らないヒスタミン。
簡単には計測出来ないし、
ヒスタミンが含まれていない原材料を入荷したい。

加工の現場では・・・

衛生管理だけでは、ヒスタミン対策は
不十分です。重要なのは温度管理です。
加熱などの加工では壊れることはない
ヒスタミン。工程内でも数値で
管理出来れば・・・

出荷の現場では・・・

お客様には安心安全な食品を出荷したい。
加工現場ではしっかり温度管理をしているけれど、最後はやっぱり数値で確認したい。

2021年6月1日
改正食品衛生法が完全施行

HACCPに沿った衛生管理の制度化対策はお済みですか?

HACCPとは

食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危険要因(ハザード)を把握した上で、 原材料の入荷から製品の出荷に至る全行程の中で、それらの危害要因を除去または低減させるために 特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。

出典:厚生労働省HACCP(ハサップ)より
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html

重要度を増す
現場のヒスタミン対策

ヒスタミンとは

魚が多く持つ遊離ヒスチジンが細菌によって変化した化学物質。加熱しても分解されない性質を持ち、 大量に摂取するとアレルギー様食中毒を引き起こします。

ヒスタミンは、食品中に含まれるヒスチジン(タンパク質を構成する20種類のアミノ酸の一種)に ヒスタミン産生菌(例、Morganella morganii)の酵素が作用し、ヒスタミンに変換されることにより生成します。

ヒスタミンは管理すべき危害要因

ヒスタミンが高濃度に蓄積された食品、特に魚類及びその加工品を食べることにより中毒を発生します。 ヒスタミンはヒスチジンが多く含まれる食品を常温に放置する等の不適切な管理をすることで、 食品中のヒスタミン産生菌が増殖し、生成されます。

ヒスタミンは熱に安定であり、また調理加工工程で除去できないため、一度生成されると食中毒を防ぐことはできません。 既に欧米では HACCP による衛生管理の導入が義務付けられており、輸出時にHACCP による衛生管理を求められる国が増えています。

減少しないヒスタミン食中毒事故件数

ヒスタミン食中毒事故件数が減少しない要因は以下の様に考えられています。

  • 1.腐敗臭を感じる前にヒスタミンが発症レベルに達することが多い。
  • 2.魚ごと、ロットごとにヒスタミン濃度が異なる。
  • 3.加熱してもヒスタミンは分解・消失しない。
  • 4.近年の気温の上昇により経験に基づいた保管が通用しない。
  • 5.近年の海水温上昇によりヒスタミン生成菌の増殖に好条件となっている。

一次生産者以外の 全ての食品事業者が
HACCP義務化の対象になる予定です。

現場でヒスタミンチェックは重要!
コーミルなら、
誰でも正確な点検ができます!

Comilu

誰でもどこでも迅速に
ヒスタミン測定が出来ることを目指し
開発されたComilu。
簡便な操作性と使用場所を制限しないサイズを
実現しました。

製品特徴

ヒスタミン測定器として6つのメリットを実現

専門知識不要

抽出液を酵素センサーチップに垂らすだけで簡単に測定が可能です。
専門職以外の方でも検査可能です。

専門設備不要

検査室/光学分析機器などの専用設備は必要ありません。
新たな設備投資なく始められます。

小型・軽量

買い付け/受け入れ/生産現場などで使用可能なサイズを実現しました。
携帯性にも、とても優れています。

短時間測定

1検体当たり3分※で測定が可能です。再検査時の時短性も特筆です。
※検体の準備時間を除く。

低コスト化

外部検査機関の測定コスト10,000~15,000円/回に対し、1,000円/回以下。
検査頻度が少ない方も効果的です。

HPLC法と高い相関性

専門の分析機関で採用されている精度・感度の高いHPLC法との相関が確認されています。
※高効率液体クロマトグラフィー

測定方法の違いによる比較

測定時間やコストの違い

外部機関検査
HPLC法による
Comilu

●測定方法:HPLC測定方式 | 測定結果:7日 | 測定コスト:10,000~15,000円/回

既存簡易社内検査
HPLC法と相関あり
Comilu

●測定方法:発色検査測定/吸光度計要/濃度算出計算要 | 測定結果:60分 | 測定コスト:500円以下/回

Comilu社内検査
HPLC法と相関あり
Comilu

●測定方法:電気化学測定 | 測定結果:5分※ | 測定コスト:1,000円以下/回
※検体抽出準備/滴下(2分)+測定(3分)

信頼性

共同研究から生まれたComilu

国立研究開発法人 水産研究・教育機構、学校法人 幾徳学園神奈川工科大学とフジデノロ(株)との共同開発技術

当社は水産総合研究センター(現 水産研究・教育機構 水産技術研究所)で鮮度センサー(ATP濃度センサー)を 共同開発を行い、酵素センシングシステムの基礎を確立しました。このシステムを応用したヒスタミン測定装置がComiluです。

HPLC法の測定結果と高い相関

当社と水産技術研究所ではマグロの切り身を用いて、HPLC法でのヒスタミン濃度測定結果とComiluによる ヒスタミン濃度測定結果の比較を行いました。両者には高い相関関係が確認できました。

電気化学を応用したヒスタミン濃度測定

Comiluは高活性成分酵素と電気化学を応用したヒスタミン濃度測定装置です。測定に使用する 酵素センサーチップにはヒスタミンを分解する酵素が膜状に固定化されています。 サンプルと酵素の反応によって消費する溶存酵素濃度をComiluが電気化学的に測定します。 測定結果をもとにヒスタミンの濃度を算出します。

加工食品計測結果

Comiluでは、適切な前処理(最大でも1分程度)により、さまざまな加工食品中のヒスタミン濃度が測定できます。
※社内評価では市販の加工品に意図的にヒスタミンを添加して検出しています。

マグロ油漬缶詰

油分をオイルシートで拭いて検体抽出器で抽出

マグロのたたき

電子レンジ(500W)で10秒加熱後、検体抽出器で抽出

サバ味噌煮缶詰

リン酸緩衝液で2倍希釈したのち検体抽出器で抽出(計測時間10分)

その他、測定可能試料

大豆醤油、かつお節などはリン酸バッファによる希釈をすることで測定が可能になります。

お問い合わせ

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後日、担当からご連絡をさせていただきます。

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お問い合わせ内容

カタログは、メール完了ページにてダウンロードできます。

製品仕様(一覧)

計測時間(標準):約3分 [計測モードにより可変]
コーミルなら、抽出の前処理などを含めても1検体あたり5分程度でヒスタミン濃度が計測できます。

品名
酵素センサー Comilu for histamine
ヒスタミン測定範囲
0 ppm ~ 80 ppm
ヒスタミン濃度の高い検体は希釈により測定可能
最小表示桁数
1 ppm ※1
必要検体量
1回あたり2~3滴(約100μl)
電源
12V ACアダプター
消費電力
約0.3 W
連続稼働時間
100時間 ※1回充電で500回以上測定可能
充電時間
5時間
データ保存数
80回分(測定日時付き)
測定方法
電気化学測定
外形寸法
H47 × L182 × W74 (mm)
重量
350g ※ACアダプタは含まず

※1 測定値は一桁まで出力されますが、有効値は10ppmの単位となります。

注意事項
  • ・本製品は高活性分解酵素と電気化学を応用した食品に含まれる微量なヒスタミンを簡便な操作で迅速に検出することができる「ヒスタミン濃度測定装置」です。
  • ・本測定法は公定法ではありません。測定結果は自主管理用としてお取り扱いください。
  • ・この製品及びカタログは国内でのみ有効です。
  • ・写真はイメージです。製品の仕様・デザイン・カラーなど予告なく変更することがあります。

Comilu構成

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