J.S.
第一事業部 熊本工場長
自動車内装部品製造会社に入社し34年、モノの流れの要である製造管理、本社生産管理を経験。海外工場の改善支援に幾度も任命され、北米、東南アジア、欧州など多種多様なメンバーと一緒に苦難を乗り越えました。国内では九州と群馬工場長を7年経験。直近はASEANの“モノづくり”を統括。その後フジデノロに入社。
1. フジデノロに入社した理由について教えてください。
2020年の新型コロナウイルスのパンデミックにより、在宅ワークや5G需要が増え半導体がひっ迫する事態となって約2年間、自動車部品製造業は不安定な生産に大変苦労をしました。その後、世界的な半導体メーカーTSMCが日本に進出することを知り、半導体に関わる仕事に挑戦したいと行動した結果、渡邊社長とお話をする機会をいただき、半導体関連事業から医療分野まで「社会貢献をする仲間に入りたい!」と入社を決めました。
2. 所属部署のミッションと、ご自身が行っている仕事内容を教えてください。
熊本工場の工場長として入社をさせていただきました。熊本工場は2015年に開所、2017年に新築されたとても綺麗な工場に様々な経験をされた個性豊かなメンバーが集結しています。私はそのメンバーと一緒に考え、挑戦して人間の素晴らしい可能性を最大限に生かせるように行動し、地域社会に貢献します。そして私たちは共に成長をして後継者に襷を繋ぎます。
3. 「この仕事をやっていてよかった」もしくは「やりがいを感じた」と思う瞬間はどんなときですか?
これから熊本工場のメンバーと苦しい時、楽しい時を共に過ごして、「この仕事をやっていてよかった」と思える様にしたい。「この仕事をやっていてよかった」と言うイメージは、日曜劇場の様な苦しい時に意見をぶつけ合い、それぞれの役割にプロ意識をもって最後には分かり合い協力して大きな壁を乗り越え行く、自然と涙が沸いて来る様な感動する時間を共有する。その挑戦の結果が社会の誰かの役に立つことを信じて。
4. これまでの仕事で最も印象に残っている「挑戦」は何ですか?
国内外で沢山の方々と仕事をした中で最も印象深いのは、2011年タイの大洪水に罹災した際に日本人とタイ人が力を合わせ乗り越えたこと。土地勘あるタイ人と洪水範囲を予測し、工場浸水直前に必要なモノを代替先に移し、バンコク仮設事務所や各代替生産先にメンバーが分かれ、復旧まで約5カ月間に渡って客様に供給をし続けたこと。その中で沢山の壁を乗り越えました。苦難を共に味わったメンバーとは今でも強い絆があります。
5. 働く環境として、フジデノロのどこに魅力を感じているか教えてください。
多種多様のメーカーや機能の工作機械が、工場に「所狭し」と並んでいて、その機械を社員が使い熟し、図面と計測機器を持って皆が有機的に活動して精密な製品を日々造り上げている。また、プラスチック部品同士の特殊な溶接・溶着技術は、ニッポンの手仕事・匠の技です!フジデノロにはモノづくりが、日常そこに自然に在ります。