小ロットの精密切削加工から量産化までのトータルプロデュース

切削・溶接にて加工している製品において、水漏れNGとなるお風呂の浴槽の様な部品がありました。本来であれば、切削加工後の板を溶接して組み上げたいところですが、僅かでも水漏れの可能性があってはならないとの事で「一体形状」が絶対条件でした。100mmの樹脂板材から削り出す為、加工時間も掛かりコストにダイレクトに影響します。この部分を、グループ企業にて成型化のご提案を行い、今後の数量情報から十分にイニシャル費も回収出来るものとご納得頂きました。

この製品は、浴槽部分とその他の部品を組み合わせて溶接を行いますが、組立後寸法精度も厳しいものでした。そこで、金型設計段階から溶接作業者も交えて、形状の意見を出し合い溶接後のバラツキを極力抑えられる形状を図面化し・流動解析まで行いました。生産効率改善により、コストの改善にも繋がりました。