超高感度磁気センサシステム「iMus」
広い計測範囲と高磁気分解能を両立 フジデノロ自社開発による超高感度の磁気センサ「iMus」。高い磁気レベルのMR検査環境においても、ヘアピン等の微小な磁気信号変化から、酸素ボンベなど磁性の大きなものまで、安定した測定を実現しています。
センサの優位性
世界トップクラス の磁気センサ
常温で動作する磁気センサとして、当社の磁気センサ性能には様々な分野のメーカー様から「世界トップクラスの分解能」との高い評価をいただいております。
極めて良好な出力リニアリティ
地磁気レベルの強さでは磁気飽和しないため、センサ出力はリニアリティ(直進性)を保つことができます。計測機器は入力信号に比例して正確なセンサ出力が要求されます。一般には入力レベルが高く飽和に近づくと、理想とする直線からずれが生じる特性がありますが、その誤差を少なくし性能を高めました。
広い計測範囲と高磁気分解能を両立
地磁気を超える±70μTという広い計測範囲と100pTレベル の高分解能を両立しています。通常、計測できる範囲を広くすると分解能は低下する傾向になります。この点をバランス良く高めていることがポイントです。
従来磁気センサ比 1/6 以下の磁気ヒステリシス特性
センサの磁気特性改善により、ヒステリシス影響ノイズを 1/6 に低減しています。
磁界を強くしていく時と、弱くしていく時とでは帯びた磁性の影響により、出力に差が生じる特性があります。
その出力差を抑えることでより正確な計測が可能となります。
■磁界を変化させる方向により生じる誤差を比較
温度ドリフト特性を飛躍的に改善
環境変化への耐性が強くなり、過酷な環境下での用途にも対応できます。
周囲の温度が変化すると出力も変化する特性を温度ドリフトといい、この変化の幅が少ないことはセンサの基本的な要件とされます。また測定ノイズを抑えることにもなります。
磁気センシングでのソリューション
・微弱な磁気を検知可能な超高感度磁気センサを研究等の現場でご利用いただけます。
・通常の地磁気環境下で飽和することなく、高分解能な磁気センシングを実現します。
・測定用磁気センサと処理回路をパッケージ化した評価システムを構築できます。
・お客様のニーズや各種用途に合わせて、システムをカスタマイズすることが可能です。
システム構成例
システムの高い拡張性
仕様
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最小 50 pT(測定周波数レンジによる)
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-80μT 〜 80μT
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DC〜500Hz
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デジタルデータ
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用途により異なる
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ケース等に収納状態で携行可能
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リチウムイオンバッテリーまたは 100V-240V AC